– ヘイズの最新レポートによると、現在日本は2つの業界において、トップの人材ネットワークとして位置付けられています。同レポートは昨今の最も強力な人材ネットワーク、人材不足が深刻な市場、そして企業が注目すべき最も費用対効果の高く、必要なスキルが備わっている人材ネットワークについてまとめています。
最新レポート「人材ネットワークの未来と展望−需給ギャップを乗り越えるグローバル採用戦略−」では、IT、エンジニアリング、銀行・金融・保険(BFSI)、製造業、ライフサイエンスの5つの業界において、30以上の市場を調査しています。
本レポートは、2024年5月に収集した、日本におけるソーシャルメディアのプロフィールや求人広告など、さまざまな外部データを統合し、重複を取り除いた、1,000万人以上の人材のデータを元に作成しました。
各国の人材ネットワークは、役職に就くことができる人材の数や、彼らがその職業で積み上げた経験年数など、いくつかの主要な指標に基づいてランク付けを行い、各セクターで最も多くの人材が存在する国を、その業界におけるトップ人材ネットワークとして記載しています。
さらに、経験年数3年未満の人材が豊富な国は、新進しているネットワークとして扱っています。
ヘイズ・ジャパンのマネージング・ディレクターを務めるグラント・トレンズは、次のように述べています。「私たちは今、経済の混乱、技術の進展、変化する働き方への期待、そして高齢化する労働力といったグローバルメガトレンドが、企業の世界的な人材不足に影響を及ぼしているのを目の当たりにしています。この状況が、企業に対し、最適な人材を確保するためのパイプラインを再検討することを余儀なくさせています。組織のリーダーたちは、必要な人材を確保するために、人材ネットワークのロケーション、経験年数、コストなどの要素を考慮した労働力計画戦略を策定するために、この問題について議論することが不可欠です。」
日本は製造業においてトップ人材ネットワークの5位にランクインしています。これはインダストリー4.0の産業政策に伴い、製造業が重要な焦点となり、今後の開発機会とともに製造業をより良く変革する可能性を評価されているからです。
トレンズは、「製造業における人材不足は世界的に広がっており、31か国中11か国が人材不足トップ5に同順位でランクインしています。組織のリーダーたちは、日本の豊富な製造業プロフェッショナル人材を活用するために、ニアショアリングを検討することが望ましいでしょう。」とコメントしています。
日本はライフサイエンス分野においてもトップ人材ネットワークとして4位にランクインしており、この分野の専門家に対して確立された評価を持つ市場と見なされています。
「日本はライフサイエンス分野の人材供給において先行しており、1つのポジションに対して、候補者は驚異の約150人です。適切な人材に対する需要が世界的に強い中で、国境を越えて最適な人材を探し求める企業は、候補者が仕事の意義を感じられるようにするために、従業員価値提案(EVP)を見直す必要があります。」とトレンズは語っています。
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